かずです!
今から1176年も昔のこと。
753年、5度の渡航失敗に失明の波乱を乗り越え、6度の渡航で来日。
(5度の失敗のうち3度は弟子の密告によって、そもそも航海には出てないとか。)
そんな唐の僧、鑑真にちなんで名付けられた新鑑真号。
鑑真もびっくりな大型客船。
定員345人。
しかーし。
人がいない。笑
多分乗客よりスタッフの方が多い。
(下船の時に乗客数を数えるとわずか17人!)
どんな航海になるのやら!?

乗船後、部屋に案内されるや否や、ロビーでライフジャケットの使用講習会。
着用し一通り説明を聞いたら甲板にある緊急時集合場所へ。
避難時の服装のこと、避難ボートの説明…
のはずが煙突からの灰の雨がすごすぎて早々に船内へ。笑
無事避難訓練も終わり部屋に戻り、お見送り部隊に行ってきますを言うべくカメラやらを準備していると。。。
「フェリー動き出してるで!」
とお見送り部隊から連絡が。
え。。。
んなことある?
まだ予定出航時刻まで小一時間あるし。。。
窓の外の景色は。。。
「動いてるやん!?」
見送りの桟橋と部屋が反対側だったこともあり、乗っている側は全く気づかないという。。。


いや、でも窓越しってなんなん。
年単位で行ってきますのお別れ窓越しってなんなん。
どこから出れんねんって思いながら手を振っていると、出発までメールでやり取りをしていたスタッフの方が
上!!上!!
と合図をくださりなんとか甲板に。
その頃にはお見送り部隊は割と遠くに…
それでもこんな旅へと送り出してくれて、見送りにまできてくれたみんなに全力で手を振って。
行ってきまーーーーーーーーーーーーーーーす!



神戸の街がどんどんどんどん離れて行って。
何か思うかなぁなんて出発前は思ったりしたけど、準備も乗船までも乗船後もバタバタすぎて。笑
「あぁなんか始まるんやろうけどよくわからーん!」
そんなドタバタ劇から2人の世界旅が始まったのでした。
新鑑真号ってどんな船?船内こーんな感じ!
新鑑真号は毎週火曜日に、隔週で神戸と大阪〜上海を結ぶ国際フェリー。
瀬戸内海を通り、関門海峡から東シナ海へと向かい長江から上海へとだいたいまる2日かけて向かいます。
初日は瀬戸内海を行くので波も穏やか。
陸地に近いところでは電波も届きます。
深夜には福岡沖へと出てしまうので電波は途切れます。


部屋とレストランがBデッキにあるのでほとんどの時間をBデッキで過ごしました。

明石海峡大橋や瀬戸大橋、しまなみ海道、関門海峡etc…
航海中にここからいろんな景色が見れるハズ!
僕たちの場合はずーっと雨やったんで明石海峡大橋だけ見に出たくらい。
Aデッキには共有の施設はなくお高いグレードの部屋で埋まっています。


・レストラン(朝食は無料。昼夜は各種メニューあり。食事の時間以外も使用可。)
・免税店(品数はかなり少なめ。それでもお菓子やジュースからカートンのタバコお酒まで。)
・ロビーのソファー、テーブルスペース(新聞や雑誌、テレビがありくつろぐ人が多い憩いの場。)
・2等客室(僕たちの部屋もここ。)


ゲストハウスのドミトリーのような感じ。
乗客少なすぎて部屋貸切で鍵までもらえました。
使わなかったけどテレビもあった。



・洗濯機、乾燥機(無料。洗剤はフロントで。)
・マッサージチェア(中国のQR支払いのみ可。)
・卓球(1時間100円。揺れる船の上でどんなスーパープレーが生まれるのか!?)
他にもフロント、カラオケルーム、コーヒー室、医務室、麻雀室が。

ちゃんとあったかいお湯も出る。
ただ海が時化てると浴びるの大変。

めちゃくちゃ揺れる船にエチケット袋登場。
ほんま酔う人は吐きかねへん揺れ具合。

・お粥
・油条
・豚まん
・黒糖パンみたいなやつ
・豚まんの皮みたいな味のパン
・ゆで卵
・ザーサイ
・たくあん
・オレンジジュース
朝はあんまり食欲がないので1皿ですが本当は1人1皿もらえます。

時折船が見えるくらいで景色もひたすら海やし。
wi-fiは買えば使えるのですが1000円は高いなぁって。
ベッドに根が生えるんちゃうかってくらい。
ひたすらゴロゴロ。
なんだかんだ居心地が良くて。
カラオケルームを覗きに行ったりもしたけど結局誰もいないので歌わず。
8時半に「水餃子が出来上がりました。」の放送を聞き覗きに行くも満腹なので食わず。
ほんまに何してたんや2日目。

朝食は時間ギリギリに食べに行こうって、ごろごろしてたら…
部屋まで朝食が運ばれてきた!
・ネギ入りパン
・マフィン
・糯米焼売
・味付きゆで卵
・たくあん
・水餃子

そうこうしているうちにあれは!!
上海のランドマーク上海タワーが見えてきた。
2日に及ぶ船旅ももう直ぐ終わり。
上海へと上陸し…さて目指すは。
次回は上海滞在のお話です。
それでは!
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